歴史好きの私が福祉の仕事に。人の人生に貢献し、明るい未来を一緒に考えたい

生活支援課生活相談係
立岡慎哉
地理や歴史が好きで、社会科の教員免許を持っている私は、以前、学習塾で歴史を教えていたことがあります。様々な分野の個人の歴史が紡がれて社会の歴史を作っていることを学ぶのがとても興味深く、私は好きなんですが、歴史に登場する人物の個々の人生を学ぶにつれ、人の人生に関わることができる仕事はないだろうかと考えるようになっていました。元来、人の役に立ちたいという気持ちが強いので、人の人生に貢献できる仕事、その方の未来を一緒に考える福祉の仕事、生活相談員の仕事に就きました。この仕事を始めた頃は、役に立ちたいという一心から力みがあったのか、ご利用者様やご家族の立場に立ち、想いを汲むということに対して不十分で独りよがりの相談援助をしていたと思います。例えば、ご高齢のご利用者様に少しでも話しやすくなってもらおうと、私からその方の若い時代の話をしたりしていましたが、そういうのを疎ましく思われた方もいらっしゃいました。必ずしも話したい人ばかりではないので、必要に応じて、無理のない形でコミュニケーションを取り寄り添っていくということをこの仕事を始めた頃に覚えました。

道筋を一緒に考え、様々選択肢を提案し、ご利用者様や家族にスッキリしてもらいたい

こうした経験を経て、私がこの仕事をする上で最も大切にしていることは、ご利用者様やご家族にスッキリして頂けるようなコミュニケーションを取ることです。スッキリして頂くためには、抱える悩みを聞いてくれる相談相手がいないとなりません。その役割を果たすのが私たち相談員であり、そのためにもご利用者さんやご家族のお話をしっかり聞くことを心掛けています。悩みを聞く中で、置かれている状況を理解しつつ、問題を整理・整頓して確認して、タイミングを見計らいながらいくつかの選択肢を提案するようにしています。一緒に考えるプロセスの中で信頼も生まれ、ご利用者様あるいはご家族に解決策の糸口が見えて来ると次のステップに進むモチベーションも高まる様子が見られるようになります。やはり、意思決定はご利用者様本人がされるのが原則ですから、私は道筋を一緒に考え、様々選択肢を提案していくことが役割だと思います。まだまだ不十分ですが、ご利用者様の在宅生活で悩みを持つご家族に対してのフォローも今後はさらに重要になってくると思います。相談を受ける中で、ご利用者様を取り巻く環境にももっと視野を持ち提案できるようになりたいと思います。

平常心を忘れずに、クオリティの高い相談援助を目指して、プロフェッショナルに磨きを掛けたい

振り返るとこの仕事の魅力は、ご利用者様のお話を聞き、相談に乗り、それぞれの立場や状況に寄り添いながら、一緒に問題解決をしていこうという中で生まれる信頼関係が土台になって、ご利用者様と共に笑顔になり、明るい気持ちで頑張っていこうと思えることだと思います。介護が必要になった人たちも決して人生を暗いものにするのではなく、その人の未来の歴史を明るくしていくことができるのも私の仕事だと思います。私の名前の「立岡」にちなみ、ご利用者様と一緒に希望の岡に立ち、一緒に喜びを分かち合えるように関わっていけることにとてもやりがいを感じています。相談員10年、社会福祉士として8年ですが、それでもまだまだ今の自分では満足していません。仕事をする上で大切なことはわかっていても、それができているとは限りません。いくつになっても日々研鑽です。もっと平常心で仕事に取り組めるようになり、相手の感情を引き出すことでもっと適切な提案ができるようになりたいと思います。クオリティの高い相談援助を目指して、プロフェッショナルに磨きを掛けたいと思います。