家族のことで悩み、背負い込む人に手を差しのべられる人になりたいと福祉の道へ進んだ

桜町高齢者在宅サービスセンター
通所介護 介護員 窪田 梓
大学では社会学部に進学し、高齢化社会について学びました。また、サークル活動では障がい者ボランティアでレクリエーションなどをしていました。学生時代に父が病気になり、家族関係が上手くいかなくなる経験をしました。家族であるがゆえのもどかしさや葛藤がありたくさん悩みました。この時、同じように家族のことで悩んでいる人が居るのではないかと考え、ひとりで背負い込む人に第三者として知識をもって手を差しのべられる人になりたいと思い、福祉の道を選びました。仕事を始めた頃、ご利用者様の名前と顔を覚えることや自己紹介を積極的に行い、ご利用者様に対しても職員に対しても「相手を知る」ことを一番に考え、安心感を持ってもらうことを意識していました。今もそうですが、目線、姿勢、声の高さ、話すスピードには注意を払い、例えば、声が高いと聞きづらいと感じている方には低めの声で話したりします。また、表情、顔の筋肉、目をよく観察し、目でうなづくなどを察しながらコミュニケーションを取る努力をしています。

明るく、笑顔が絶えない環境で、ご利用者様の思考、価値観、自然な動きを大切にしてあげたい

この仕事の魅力は、ご利用者様やそのご家族様が自分を信頼して心を打ち明けて下さり、そのやりとりの中で、安心された表情やご様子を見ると「良かったな、少しでもお役に立てたかな」と思えることです。例えば、認知症の方にもいろいろな方がいらっしゃいます。声が大きい方、手を挙げる方など、介護員としては不安を感じることもありました。しかし、そういう方を避けると嫌いになってしまうだけですが、関わると一人ひとりの行動パターンがわかり、その方の思考や価値観も表情を見れば徐々に理解できてきます。その人なりにご自身の自然な動きを大切にされているので、それを私は大事にしていきたいと考えています。そうする中で、ご利用者様が笑顔になり、楽しそうに過ごしていただく姿を見ることができ、大いにやりがいを感じます。私の職場は、職員の声が明るく、良い気持ちで働ける職場なので、介護員が楽しく働くことができ、私自身もとても働きやすさを感じていますが、そういう環境だから、自分が大切にしていることを仕事に活かせることができていると感じています。

「ここだな!」と感じたこの施設で研鑽を積み、信頼され、笑顔を引き出せる介護士になりたい

そして、私は、分からないことはそのままにしておかないことを心掛けています。分からないという不安は顔に出て相手に不安感を与えてしまうので、できる事前準備はしておくことにしています。また、課題を抱えた時は、まずは自分の中で整理整頓し、何が原因でどのような環境が課題なのかを考え、自分ができることを考えます。有効となる資料を探して読み、先輩方からアドバイスをもらい、これまでと異なる視点で課題に取り組むようにしてきました。この仕事について思うのは、介護をマイナスではなくプラスに捉える人、そして、何よりも人を好きになりたい人ならとても楽しい仕事だと思います。私は、この職場に初めて来たときに「ここだな!」と直感で感じ、入職してとても楽しく仕事をさせて頂いています。それは、ご利用者様と笑顔を共有したいスタッフがたくさんいるからです。日々の研鑽を積んでいき、ご利用者様、ご家族様、職員、関係機関の方々から信頼され、笑顔を引き出せるような言葉掛けの出来る介護士になりたいです。