コミュニケーションを大切にする職場で、不安なく仕事に取り組めている

本町センター
郷原 弥生
私は、10年以上主婦をしており介護の仕事の経験は全くありませんでした。ヨハネホームで、生活サポートの仕事を募集していたので、働かせていただくことになりました。あるときご利用者様に「あなたは私の姉に似ているのよ」と声をかけられる機会があり、私の顔を見るたびに嬉しそうに声をかけてくださるようになりました。この方との出会いから他のご利用者様に対してもどのような人生を歩んでこられたのだろうと考えるようになり、もっとご利用者の皆様と直接的に、深く関われたらいいなと思うようになりました。それがこの仕事に就いたきっかけです。
とはいえ、未経験でしたので、最初は、仕事を覚えることに必死でした。そんな私に対して、職場の皆さんが「ひとつひとつ、ゆっくり教えていくから、焦らなくていいですよ」と励まして下さり、安心したのを覚えています。お手本になる先輩方がたくさんいること、また、様々な研修制度や職場の先輩や上司によるOJTなどもあり、介護の道を広く、深く学ぶ機会が与えられているのでこれまで不安なく仕事に取り組めていると感謝しています。
また、仕事をするうえで職員同士のコミュニケーションをとても大事に考えている職場です。お互いを理解しようとする意識が、職員ひとりひとりに芽生えていて、何か課題を抱えた時もお互いに相談しやすい環境だと思います。そのような職場づくりを目指しているセンター長はじめ上長ともコミュニケーションが取りやすく自分に合った具体的なアドバイスをいただき課題解決に取り組むことができています。

「認知症だからはできない」ではなく、ひとりひとりの可能性を信じて支援したい

センターには、認知症の進行でコミュニケーションに工夫が必要な方や、病気のため言葉でのコミュニケーションが取れない方がいらっしゃいます。言葉だけではなく整容やマッサージなどノンヴァーヴァルコミュニケーションなども取りいれながら、笑顔やリラックスした表情が見られたときには、この仕事をしてよかった!と思います。
また、昨年度から、旬の果実や野菜を使った保存食作りにチャレンジを開始しました。今までかりんや梅のシロップ、すもものジャム、らっきょう漬けなどを作りました。ご利用者様とともに「つくる、待つ、食べる」行程を、楽しみながら行っています。最初は自信がなかったり、興味がなかったりして乗り気でなかったご利用者様も、見ているうちに次第にやってみたいと思われるようで、気づいたら一緒に参加されることも少なくありません。「いい香りね」「昔は私もよく作ったのよ」とか「よく木をつついて実を落としたもんだよ」とかいろんなお話を聞くことができます。「食」には皆さんそれぞれ思い出やこだわりがあり、話が弾んで表情が生き生きとされるのです。会話ができない方も食材の手触りや香りを感じて楽しい雰囲気の中で過ごされると表情が豊かになるように感じます。だから「認知症だからできない、楽しめない」ではなく、ひとりひとりの感じ方を受け止めながらその方の可能性を信じて支援していきたいと思うようになりました。

ご利用者様と出会えたことに感謝し、ひとりひとりに合った接し方ができる介護士に

ご利用者様はおひとりおひとり違った個性をお持ちですし、同じ方でもその日によって体調など状況の変化があります。技術や知識を身に着け経験を積んで、ひとりひとりに合った接し方ができる介護福祉士になるのが目標です。私はご利用者様やご利用者様のご家族のお話を聞くことが大好きです。お話をお聞きすることで自分自身得るものが必ずあるからです。その方のそれまでの歩んでこられた人生を知り、センターに来てくださっているいまこの時も、その方の人生が刻まれているこということを意識しながら、どうしたらその方らしい充実した一日を過ごしていただけるかこれからも模索していきたいと思います。そして、私自身もご利用者様と出会えたことで充実した毎日を過ごせていることに感謝して過ごしていきたいです。