大切にされていると思われるケア

老いから看取りまで…
「大切にされていると思われるケア」の実践が私たちの使命

桜町聖ヨハネホーム
園長 藤井 律治

私たちは、地域で在宅サービスを受けてもなお在宅生活が立ち行かなくなった方へ対応できる特別養護老人ホームを運営しています。特に重介護・認知症・24時間の支援が必要な方が多くいらっしゃいます。
ヨハネ会高齢福祉部門が担う『老いから看取りまで』の中で、人生の完成期(最終期)を担当しホームで安心して過ごしていただくことがその役割と認識し、看取りにおいては入所当初から丁寧な説明を実施しご本人ご家族に最後の時まで寄り添い安心して頂ける支援を提供しています。特に力を入れていることは、『大切にされていると思われるケア』の実践です。具体的には、以下の4点です。

1.看取り期においての総合的な支援
2.認知症の方の不安を理解した声掛けやケア
3.多職種による総合的な支援
4.スタッフのみでなくご家族、ボランティアなど人の関わりによる協働支援

すべての人の命の尊さを理解し、尊厳を守れる人、
そして、希望を持ち前に進むことを目指せる人を仲間に迎えたい

『大切にされていると思われるケア』を実践するために、私たちが仲間として迎えたい人材は、この世に生まれたすべての人の命の尊さを理解し、尊厳を守れる人です。例えば、ベッドサイドで寝たきりのご利用者に対して手を触り、顔を近づけ、自分の家族のように愛しい気持ちを持って関わっているスタッフ。眠れないご利用者の手を優しく握ってあげ、時には場を変えて気分転換を共にするスタッフ。ご利用者を愛せる存在になりたいと願う人と一緒に仕事がしたいと思います。次に、希望を持ち前に進むことを目指せる人です。ご利用者にもっとこんなケアをしてあげたい、しかし、今の現場や自分にはできない・・・どうすればできるだろう、できればどれほど喜ばれるだろうかと、目の前の課題から逃げずに向き合い、自分の心に秘めていることを実現したいという前向きな人と一緒に仕事がしたいと思います。

スタッフの「この人に、こんなふうに喜んでもらいたい」を実践できる職場を作りたい

私は、スタッフにご利用者様を愛せる存在になることを願っていますが、私自身も、スタッフを愛せる存在でありたいと思っています。スタッフの「この人に、こんなふうに喜んでもらいたい」を実践させてあげたい、その思いを一緒に実現していきたいと希望しています。私たちのホームには嬉しいことに300名以上のボランティアの支援があります。地域の方々が中心ですが、私どものスタッフの働く姿を見て、「私たちも社会貢献がしたい」とこのホームを支えて下さっています。将来的には、今、支援している対象者だけでなく、家族の複合的な課題を持つ方へのファミリーサポートなども事業所・ボランティア・学生・地域の人々と協働し『子どもからお年寄りまで支えることのできる場』の提供と活動をしていきたいと考えています。ご利用者様、ご家族様に安全と安心を提供し、スタッフが喜んで働ける職場を目指します。またスタッフだけでなくボランティアの皆さんが活き活きと使命感と生き甲斐を持って活動できるホームと進化を続けていきたいと思います。